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田舎に住んでいるサラリーマンがゆったりと実際に見たり使ったりしたものを紹介していきます

大久保圭さんの「アルテ」を推したい

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 僕は最近、毎週TSUTAYAに通っていて10冊以上借りています。ここ2、3ヶ月で30タイトルくらい読んでいると思います。その中でも特におすすめしたいのが大久保圭さんの「アルテ」です。

 アルテはKindleサイトで1巻が無料配信されていたので読んだのですが、もうドはまりしちゃいました。僕は漫画を読むときにだいたいジャケットとタイトルで判断して読み始めるんですが、正直アルテに関してはジャケットが好みじゃありませんでした。Kindleで無料じゃなかったら一生読んでいなかった気がします。

 

あらすじ

 ルネサンス期のイタリアにおいて、女性が画家になるべく奮闘している模様を描いている物語となっています。この頃のイタリアは男女の役割関係がはっきりしていて、男の仕事、女の仕事が区別されているようです。

 主人公はアルテという少女で裕福ではないものの貴族の家柄です。ルネサンス期のヨーロッパは芸術系の文化活動が盛んで、街が画廊や工房があったりと活気づいていたようです。

 この時代の女性というのは大きな仕事ができず、特に芸術関係の仕事は男の仕事とという認識で女性が働くなんて常識的に考えられない時代です。そんな背景の中アルテは自分の幸せを掴み取るべく、苦難が待ちわびているのを承知で画家になる決意を胸にいだきます。努力のかいあって、レオという画家に弟子入りを果たします。

 

ハマってしまったワケ

 僕はKindleで1巻を読んでからその日にTSUTAYAに行き、全巻借りました。なぜハマったかというとすごく面白かったからです。笑

 アルテは作者の大久保圭さんも女性の方ですし、ジャケットもどことなく少女漫画っぽいんですが内容はどちらかと言うと少年漫画に近い感じなんですよね。主人公がすごくポジティブでめちゃめちゃ頑張るんで、感情移入してすごく応援してしまいます。

 また僕がもう一つ大事にしてるところがあって、少なからず学べることがあることです。芸術のことなんてさっぱりわかりませんし、ルネサンス期なんて単語しかしりませんでした。アルテを読むとルネサンス時代の人々の生活や絵画の制作手順等がすこしわかるようになります。この辺の知識は芸術系の学校に進んだ人じゃないとまったくわからないのかなと思います。

 あと絵がとにかくきれいです。ほんとに細かい所まできれいに描かれているため見ていて気持ちがいいです。この辺はさすが女性が描く漫画だけあるなーと思って感心してしまいます。

 

まとめ

 アルテは2018年の1月に第8巻が発売しています。「ワカコ酒」などのコミックゼノンに連載されています。連載誌としてはマイナーな方なのでそこまで知名度は高くないと思いますが、内容は読んで損はないと思います。話もテンポよく進んでいくので気持ちが良いです。

 主人公のアルテがすごくがんばり屋さんなので読む度に俺も頑張らなきゃって気持ちになります。笑

 

アルテ 1巻